1997年『リミテッドエディションスカルリング』、2012年『XXオシュアリィスカルリング』、2017年『エグザイルスカルリング』いずれもクレイジーピッグ史にその名を刻む名作揃いでした。
去る2022年はクレイジーピッグ・ロンドン本店30周年、東京店5周年と記念すべき年ということで、メガ・インパクトなスカルリングが発表されました。
頭頂から下顎の先端まで約40mm、重量は100g近い約96g(リングサイズ25号の場合、若干の個体差あり)と、これまでのクレイジーピッグのスカルリングの中でも最大級の『ロストスカルリング』です。
このリングの誕生のきっかけは、17世紀バロックの巨匠ジャン・ロレンツォ・ベルニーニによる大理石の頭蓋骨の数奇な物語です。
時の教皇アレクサンデル7世の依頼によりベルニーニが製作した大理石による実物大の頭蓋骨の彫刻作品は教皇の崩御後、親族の手に渡った後にドレスデンに移されたそうです。そこでは近年までの非常に長い間、作者不詳の名作として扱われ「失われた頭蓋骨(LOST SKULL)」として今日まで誰にも注目されることはありませんでした。
この神秘的な物語に触発され誕生した『ロストスカルリング』は、ベルニーニによる大理石の彫刻作品の現在の姿と同じように下顎の一部や数本の歯が欠損しているなど、この彫刻をベースにしながらアーマンド・セラが理想とするスカルとの融合を図りました。
余計なアレンジのない、オーソドックスなスカルの顔つきです。同じ系統の『XX オシュアリィスカルリング』の下顎付きのイメージがありますが、スカルは流用しておらず、一から新たに製作しています。そしてリング内側には30周年と5周年を表す「XXX」と「V」、そして「CPD」の文字が彫られています。
ベルニーニの彫刻へのトリビュートとして、実物の彫刻のように欠損した下顎の一部や抜け落ちた歯がデザインに組み込まれています。
今回のリングのコンセプトは「後頭部まで完全に再現された頭蓋骨を指が貫くように着用できるスカルリング」です。ご覧の通り、正面だけでなくリング脇も側頭部として完璧なディティールが再現されています。この写真だけみると、まるで銀色の髑髏のオブジェのようです。
後ろから見ても後頭部まで手抜かりなく仕上げられていることがよく分かります。地下工房の熟練職人たちにより、1点ずつ手作業でざらついたテクスチャが与えられます。
着用画像を見ると、まさにコンセプト通りの仕上がり。アーマンド・セラによると「スカルの造形自体はいつもやっていることなのでさほど難しくはなかったが、コンセプトに合わせてリングの大きさや顔の傾き、優れた着用感などの要素を完璧なバランスでまとめるのは簡単ではなかった」とのことです。
100g近い重量も「重く作ることが目的ではなく、上記のようなバランスをまとめ上げた結果に過ぎない」とも語っていました。
とんでもなくヘヴィなリングで、価格も決して安いものではありません。いや、値段だけを見たらとんでもなく高額なリングといえると思います。しかしながら、このリングの完成度の高さ、ボリューム感と重量感、手に取った時の満足感は充分にそれに見合うだけの素晴らしい作品です。
クレイジーピッグ東京店では実物をご覧いただくことができますので、是非実物を手に取りその素晴らしさをご実感ください。
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