2022年4月24日日曜日

【PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000】

4月22日(金)より名古屋・金山南ビル開催中の”hide The 23rd Memorial 特別企画展「PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000」”の物販エリアにてクレイジーピッグの『HIDE YOUR FACE RING』&『DICE WING PENDANT』を展示しております。







クレイジーピッグ東京店以外でこれらの作品の実物を間近でご覧いただく良い機会ですので、hideさんとの思い出の余韻に浸りつつ、じっくりとご覧いただけたら幸いです。

hide The 23rd Memorial 特別企画展「PSYCHOVISION hide MUSEUM Since 2000」

hide x CRAZY PIG DESIGNS コラボレーションジュエリー特設サイト

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クレイジーピッグ東京店
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2022年4月20日水曜日

クレイジーピッグ新作30種紹介 － その2

先日の新作紹介に続き、その2です。


Hollow Skull Ring

その名の通り、裏側が大胆にえぐられた"HOLLOW(中空)"のスカルリングです。両眼窩と鼻腔も貫通した、徹底的に中空化されたデザインです。

両眼窩と鼻腔は貫通しているため着用時には指が見えます。いつものいぶされた暗色の地金とは違う新鮮さとスマートさが感じられます。スカルの内側が大きくえぐられているため通常のサイズよりも1番程度小さなサイズの方が良い場合があります。

Feather Ring Small

羽根が巻き付くようアレンジされた美しいリングです。アーマンド・セラが得意とする、軽やかで柔らかな羽根の繊細な彫りの技が際立つ作品です。

リングの厚みは抑えられ、シャンク部(着用時に掌側になる指輪部分)が細いため毎日の快適な着用に適しており、贈りものやペアリングとしても人気が出そうです。

Vine Leaf Bracelet

生命と豊穣を象徴する葡萄の葉がモチーフのブレスレットです。自然が生み出した美しい葉の形状が写実的に再現されています。アーマンド・セラの自然への愛情を窺い知ることができる作品です。

植物の葉という優しさのあるモチーフで性別やファッションを問わず多くの方に着用いただけることでしょう。スカルだけではない、アーマンド・セラのデザイン領域の広さを再認識させてくれる作品です。

Drum Kit Ring

アーマンド・セラのロック・ミュージック愛溢れるリングです。シングルバスのコンパクトで必要最低限のセットは、アーマンド・セラのドラム観を表現しているのでしょう。タイトでパワフルなビートが聴こえてきそうなユニークなデザインです。

ちなみにアーマンド・セラはクリームの故ジンジャー・ベイカー氏のドラムキットを所有するほど、実はドラムが大好きです。2020年にテリー・ボジオ氏のムック本(限定版)を送ったらたいそう喜んでいました！

Voodoo Rag Roll Ring

アメリカ南部発祥といわれるブードゥー人形のリングです。古くは日本の藁人形のように相手を呪う儀式に使用されていましたが、現在では災厄の身代わりになってくれる人形としても人気があるようです。

布の質感を見事に表現した彫刻技術だけでなく、愛らしくも不気味にも見えるその表情こそがこのリングの魅力といえるでしょう。ソリッド(非中空)でずしりとした重量感があるリングです。

今回も5種類を紹介しました。これらの5種類もクレイジーピッグ東京店にて実物をご覧いただけます。アーマンド・セラ渾身の新作をぜひ手に取ってご覧ください。公式オンラインストアでは通信販売を承っております。

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2022年4月12日火曜日

アーマンド・セラによるモーターヘッドリング

アーマンド・セラが1980年代にモーターヘッドのレミーの為にリングを製作した時のストーリーを語ってくれたので紹介します。

1988年の初めころ、レミーのセクレタリーであるジルから電話がありました。レミーがモーターヘッドリングを作りたい、というのと私とその打ち合わせをするためにこちらに向かっているという内容でした。

その日の午後に私たちは打合せを行うことになり、私はデザイナーとして彼のアイディアが楽しみでなりませんでした。

早速、私はレミーにリングのアイディアを紙に描くよう頼んだところ、彼はすぐさま描きました。(下の画像の左側)「もう少し描いていただけますか？」と頼んだところ、彼は続けざまに描いてくれました。（下の画像の右側）中には正面図だけでなくリングの着用方向から見た(リングの輪が正面になる方向)も含まれていました。

超貴重なレミーによるスケッチです。原本はアーマンド・セラが思い出の品として大切に保管しており、クレイジーピッグ東京店では写しをご覧いただけます

レミーの頭の中にあるアイディアを漏らさず再現するため、私はより詳細な情報が必要な旨を彼に伝えました。すると彼は三度ペンを走らせました。レミーは「キバんとこの鎖って頭の方にあったんだっけ？下だっけ？思い出せねえな」と言いながらもフラスケッチを完成させ、追加質問が発生した時の為に私に連絡先を書き残していきました。

確かに左上のスケッチでは、牙が上を向いてその間に鎖を示すような線が引かれています。右にはレミーからの追加の指示書きが。

数日後に彼と再会した際に、彼は様々な指示書き付きの「スナグルトゥース(モーターヘッドのウォーピッグ)」の絵(上の画像の右側)を持参しました。以前に紹介したように、私は彼の指示書きに従い3種類のリングを製作しました。

偉大なるレジェンドとの大切な思い出です。

レミーからのお礼の手紙です。(といっても”hello"としか書いてありませんが…)

これらのリングは残念ながら非売品ですが、クレイジーピッグ東京店にて同じマスターから製作したリングをご覧いただけます。

クレイジーピッグ東京店に展示中のモーターヘッドリング3種（残念ながら非売品です）

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2022年4月8日金曜日

クレイジーピッグ新作30種紹介 － その1

昨年の秋頃、アーマンド・セラに来年の30周年用スカルリングはもう作り始めているのか質問したところ、「今回は別のことを考えていて、そろそろ作り始める予定だよ」とのことで、何ができるか楽しみにしていました。

年末頃に「記念作はどんな感じ？」と質問したところ「30周年だから新作30個作ることにした」と、一瞬ジョークかと思うような返事がきました。詳しく話を聞いてみると、この30年間、スカルだけではなくアニマルやストーン、その他の様々なモチーフそれぞれに熱心なファンが方々がいらっしゃったので、そういった皆様に喜んでいただけるよう、特定のモチーフに縛られず新作を30種作ろうと思い立ったそうです。

Death From Above Skull Ring - Small

アーマンド・セラのキャリア初期からの名作『Death From Above Skull Ring』のスモールサイズです。オリジナルよりも二回りほど小さなサイズながら、ゴーグル付きの飛行帽をかぶったスカルの迫力はそのまま、より立体的な造形となりました。

指の細い方や、大小ペアで着用したい方にうってつけのリングといえるでしょう。また、小指に着用するリングとしても活躍してくれそうです。

Skull Crotchet Pendant

4分音符の音頭にスカルを配した、音楽を愛するアーマンド・セラらしいペンダントです。小ぶりながら厚みとボリュームがあり、存在感があります。

従来の音符のペンダントでは飽き足らない方、一ひねりのある音符のペンダントをお探しの方に！

Baphomet Ring

これまでありそうでなかった悪魔「バフォメット」のリングです。19世紀のフランスの思想家であり黒魔術師として知られたエリファス・レヴィが描いた翼が生えた両性具有の身体に黒山羊の頭を持つ悪魔の姿が細かに彫り込まれています。

アーマンド・セラ得意の2.5次元といえる半立体のアレンジで、見た目の禍々しさとは異なり快適に着用できるデザインです。リング両脇には黒魔術を連想させる五芒星が彫り込まれています。ブラックメタルファンの方から多くのご注文をいただいていることが何よりりこのリングの素晴らしさを物語っているといえるかもしれません。

Bat Earrings

自ら発する超音波を頼りに真っ暗闇を飛行する蝙蝠の姿のイヤリング(ピアス)です。小さくとも愛らしくも悪魔的な蝙蝠の顔も精巧に彫り込まれています。

着用時に蝙蝠が飛行する体勢でぶら下がります。このピアスは2個1セットでの販売です。

Phoenix Ring

数年前に惜しまれながら生産終了となった『フェニックスリング』が、まさに不死鳥のごとく蘇りました。先代が紋章のようにシンボライズされたデザインだったのに対し、新作は躍動的な姿のフェニックスとなりました。揺らめく炎もより動きのある表現です。

フラットな造形で、こちらも毎日の着用に適したリングです。先代をお持ちの方は左右の手に新旧不死鳥を装備してみてはいかがでしょうか？

今回は5種類を紹介しました。この5種類はクレイジーピッグ東京店にて実物をご覧いただけます。アーマンド・セラ渾身の新作をぜひ手に取ってご覧ください。公式オンラインストアでは通信販売を承っております。

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2022年4月2日土曜日

新作『バフォメットリング』

先日発表された新作30種の一つ、翼の生えた両性具有の身体に黒山羊の頭を持つ悪魔『バフォメット』のリングを紹介します。

19世紀フランスの詩人にして思想家、そして魔術師として知られるエリファス・レヴィが描いたバフォメットの姿を参考に細部まで緻密に彫り込んだリングです。

中世のコインや壁面装飾のような半立体でバフォメットの姿が彫り込まれています。より大きく立体的な大迫力のリングとして製作することも可能でしたが、今回は中世の魔術道具のようなアンティークな風合いを出すため、そして、より多くの皆様に快適に着用していただくために半立体のミディアムサイズのリングとして製作したそうです。

リング両脇にはスペースいっぱいに五芒星が大きく彫り込まれ、魔術的な雰囲気をより濃く仕上げています。また、この角度からの眺めはリングとして適度な厚みとボリュームになるよう、バフォメットが平面に近い2.5次元的なアプローチで巧みにアレンジされていることが良く分かります。

リングの着用イメージ。縦約28.5mmと存在感ある大きさでありながら余分なボリュームは削ぎ落しており、快適に着用できるよう実用的に仕上げられました。

女性の手の着用イメージ。厚みが抑えられシャンク(着用時に手のひら側になる指輪部分)もそれほど幅広ではないため、女性や手がそれほど大きくない方にもストレスなく着用いただけることでしょう。

エリファス・レヴィによるバフォメット(Wikipediaより)

ありそうでなかった、クレイジーピッグの『バフォメットリング』は既に人気商品となっており、黒魔術のファン、デスメタル、ブラックメタルファン、悪魔崇拝者(!)の皆様からもたくさんのご注文をいただいております。ありがとうございます👿

『バフォメットリング』はクレイジーピッグ東京店にてお求めいただけます。公式オンラインストアでは通信販売を承っております。

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