7月9日(1946年)は、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス等で活躍した偉大なる名ドラマー、ミッチ・ミッチェル氏生誕の日です。
アーマンド・セラの最大のギターアイドルはジミ・ヘンドリックス氏ですが、残念ながらアーマンドはヘンドリックス氏に会うことは叶いませんでした。
しかし、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのドラマーだったミッチ・ミッチェル氏とは親交があり、彼がロンドンを訪れた際はクレイジーピッグ・ロンドン本店にもよく立ち寄っていたそうです。
クレイジーピッグ・ロンドンを訪れたミッチェル氏、カウンター越しに談笑しているのはアーマンド・セラの妻ジャネットです。
彼らが顔を合わせたある日、ミッチェル氏はアーマンドのバンドのリバーサルに顔を出したいと言ったそうです。しばらくドラムを叩いていなかったので、アーマンド達のリハーサルの合間に練習をしたかったとのことで、その日の夜にミッチェル氏がリハーサルにやってきましたが、この英国紳士はアーマンド達のリハーサルの妨げになることを望まず、リハーサルを静観する構えだったそうですが、これはとんでもない機会だとばかり、バンドのドラマーには少し休んでもらい、ミッチェル氏と夜通しプレイしたそうです。(その時の様子はすべてテープに録音してあるとのこと!)
また、ミッチェル氏がアーマンドの当時の家に食事に訪れたある日、アーマンドのガールフレンドだった(現在は妻)ジャネットが食事の支度をしている間、ミッチはラディックのドラムキットを叩きはじめ、やがて両隣の住人が壁をドンドンと叩いていたそうです。
しかし、このような素晴らしい機会にミッチェル氏を止めることなどできず、ドラムプレイは続いたのでした…
また、別のある日、ミッチェル氏が書いた本が出版されてすぐに、アーマンドはFOYLES(書店)にてその書籍を購入し、私がソーホー・スクエアを抜けようと本をめくりながら歩いていると、スクエアの中ほどでベージュのロングコートを着た男性とぶつかってしまったところ、なんとそれはミッチェル氏だったそうです。
そんなミッチェル氏は残念ながら2008年に他界されています。ミッチェル氏とのセッションは、アーマンドの大切な思い出であり、人生の宝だそうです。
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