もう何年も前のことですが、私はコヴェント・ガーデンの地下工房で作業をしていました。
ある日、ニューヨークの友人が様子見にふらっとやってきました。
その友人、ピエールとは 80 年代からギターやアンプをトレードするなど、旧知の仲でした。
ピエールは私の作業机を見回すと、わたしがカスタマイズをし始めていたナイフに目を留めました。
私はプレーンなブラックブレードを持っていたのですが、その柄を彫り始めていたところでした。
それは、まだ"いじくりまわして"いた状態で、完成にはほど遠いものでした。
それを見てピエールは「こいつを気に入りそうな人を知ってるよ」と言ったのですが、もちろん私もそれが誰を意味するか分かっていました!
私はこれはまだラフなアイディアの段階だけど、"まっとうな"ナイフにできるよ、と言いました。
こうして私は刃の部分の形状をデザインし、ウィルキンソン・ソード社にコンタクトし、特注の刃の製造を依頼しました。
柄のカーヴィングには一年を費やしました…
この作品の主なアイディアは以下のような関係性でした。
生/死
男性/女性
人間/動物
植物/花
そしてウィルキンソン・ソード社から特注の刃と専用の小箱を受け取るとこれらを組み付けるのに、また数時間を費やしました。
全長は約 40cm
完成です!!