若き日の思い出…ジュエリー製作者になる前の話

若き日のアーマンド・セラが、自身の夢 - ギターヒーローになる - を実現するため故郷のフランスの田舎町から渡英したことはクレイジーピッグファンの皆様でしたらご存じのことと思います。

そんな彼が、まだジュエリー製作者になるなどと考えもしていなかった頃、ギターヒーローになるという目標を愚直に追い続けていた頃の写真を紹介します。

これらの写真は1981年頃にウィッシュボーン・アッシュでも歌ったことがあるクレア・ハミルが立ち上げたバンド「Transformer」で活動していた頃のものだそうです。このバンド自体は数度のセッションを行っただけで、世に華々しく出ることはなかったようですが、このバンドがよく使用していたスタジオの隣はキング・クリムゾンが使用しており、休憩時間に彼らを一目見ることができないかと、さりげなくその辺りをうろついていたそうです。ドアの向こうからは紛れもないキング・クリムゾンのサウンドが聞こえてくるものの、残念ながらドアは固く閉ざされていたそうです…

アーマンドにとって最初の「V」だそうです。70年代に製造されたIbaniz製のギターで、チェリー・フィニッシュだったものをマイケル・シェンカー風に白く塗り替えたそうです。ギターとしては今一つで、すぐに売却してギブソン製の新品を£450で購入したそうです。(同じ頃、58年製のVが£1,000で売っていたそうですが、当時は中古ギターに払う価格ではないと思い、買わなかったそうです)

アーマンドの遠い日の思い出です。また機会を見つけて紹介しようと思います。

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