2019年12月1日日曜日

「OUTLAW」アーマンド・セラへのインタビュー PART II

英国音楽誌「OUTLAW」創刊号でのアーマンド・セラへのインタビュー、その2です。インタビュアーとの会話はギターに移っていきます。”ジュエリーは職業であるが、ギターこそアーマンド・セラの情熱である”と書いたインタビュアーの方、良くご存じのようで…


アーマンドがジュエリーを作り始めてから37年の間、バートンだけが有名な顧客だったわけではない。ロンドンのクレイジーピッグの店内の壁には、レミーやビリー・ギボンズ、オジー・オズボーン、ジーン・シモンズ、キーズ・リチャーズ…多くのロックスターたちがアーマンドのリングやペンダント、ネックレスやブレスレットを着用しているたくさんの写真が飾られている。もしロックミュージシャンがイカしたジュエリーを身に着けている写真を見たら、それはアーマンドがデザインしたものかもしれない。

しかし、我々(OUTLAW)がここにアーマンドの話を聞くためにいるのはそれだけが理由ではない。40年以上にわたり、このフランス人(アーマンド・セラはフランス出身です)は200を超すヴィンテージギターの驚くべきコレクションを築き上げてきたのである。しかもこれらのギターはジミー・ペイジ、キース・リチャーズ、リッチー・ブラックモア、ピート・タウンゼントが所有してきたものであり、最も重要なコレクションとしてジミ・ヘンドリックスが所有したストラトキャスターまである。ジュエリーはアーマンド・セラの職業であるが、ギターは彼の情熱である。

クレイジーピッグは1992年にロンドンのコヴェント・ガーデンにてオープンした。「当時はガラスケースにはほんの少しのジュエリーしか並べてなくてスカスカだったね」アーマンドはその頃を思い出しながら言う。今ではこのガラスケースには彼がこれまでにデザインした約1,500もの膨大なデザインのうち、700から800のデザインが所狭しと並べられている。

だがしかし、ジュエリーは彼にとって目下の関心事ではないようだ。このインタビューの数日前、デヴィッド・ギルモア所有のギターが大量にニューヨークのオークションに出品されたのだ。あのピンク・フロイドのギターを入手する機会をセラが逃すはずはなかったが、価格が尋常ではないレベルまで跳ね上がっていることにすぐ気づいた。オークションの目玉であった、ギルモアがピンク・フロイドの多くの名曲で使用した黒いストラトはついに記録破りの400万ドル(4億円以上)に到達した。「狂ってるよ」セラは言う。「私はそういった領域には属していないよ。仮に買える金があったとしても、こんなに払うつもりはないね」

他の多くのコレクターとは異なり、彼にとってヴィンテージギターは投機の対象でも美術品のように飾るだけのものではないようだ。「ギターは弾くものさ」と彼はそれ以外のことをしたい人々に困惑したように言う。「私はヴィンテージギターをガラスケースに入れて眺めるだけなんてことはしないね」

実はセラのこの言葉は驚くに値しない。なぜなら彼は10代前半からずっとギタープレイヤーだったからだ。彼はフランス南東部トゥールーズ近くの町で育った。ロビン・トロワー、ジェフ・ベック、ジミ・ヘンドリックス、そしてマイケル・シェンカーが彼のヒーローだった。


如何でしたか?ギターの話になったので、目を輝かせながら嬉々として語るアーマンド・セラ氏の姿が目に浮かびます!さて、次回はアーマンド・セラがジュエリー製作者になる経緯などが語られます。お楽しみに!

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