2019年12月26日木曜日

クレイジーピッグの2019年・その１

早いもので2019年もあと数日となりました。元号が平成から令和へと変わった今年はクレイジーピッグでも多くの出来事がありました。そんなクレイジーピッグの2019年を振り返りたいと思います。まずは2019年上半期、その１です。

2019年最初のニュースは、クレイジーピッグの創業者アーマンド・セラがデザインしたオリジナルギター『AX』が日本にやってきました。
ヴィンテージの風合いが再現されたメタルボディが印象的なこのギターはこれまでに数本製作された『AX』の内、プロトタイプの１本とのことでした。

2月には、今年のハイライトといってもよい、ビッグニュースが発表されました。そう、hideさんの記念すべきファーストソロアルバム『HIDE YOUR FACE』の発売２５周年に敬意を表するため製作された『HIDE YOUR FACE RING』です。
hideさん所有のH・R・ギーガー氏による作品『Watchguardian, head V』の実物の詳細部分を撮影した３００枚以上の写真を元にアーマンド・セラが９９個限定のリングとして、その持てる技のすべてを注ぎ込んで製作した傑作リングとなりました。

その後、仕上げに非常に手間のかかる『HIDE YOUR FACE RING』の製作とお届けに注力していたので、初夏までは目立った動きはありませんでしたが、7月には英国のジュエリー業界誌「JEWELLERY　FOCUS」にてクレイジーピッグが紹介されました。クレイジーピッグ東京店についても触れられていました。(1行だけですが…)

同じく7月には待望の新作スカルリングがリリースされました。アイルランドやスコットランドなどに伝わる女性の妖精”バンシー”をモチーフにした『バンシースカルリング』です。
死の伝達者といった伝承に相応しく、やや歪んで見える顔つきやまばらな歯並びが不気味さを演出しています。
その両目は血のような、あるいは燃え盛る炎のような真っ赤な色という伝承にならうように、両目にガーネットをセットした特別なリングを製作されました。

『HIDE YOUR FACE RING』以外は比較的地味なニュースが多かったように思えますが、日英のクレイジーピッグが如何にこの特別なプロジェクトに集中していたのかを示しているともいえるでしょう。


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